岩崎の人(職種紹介)03

岩崎木材株式会社の配送部の仕事
配送部 主任 令和3年入社 嘉 博斗
材木商たる所以は「品物を揃えらかどうか」にあり。目下その研鑽中、5段階の2です。

前職で取得した資格や仕事の流儀を生かすために転職しました。

2023年7月に入社しました。入社の直接のきっかけは、当社をよく知る友人から当社の現況や今後の展望を聞き、自身のキャリアをさらに伸ばせると思ったからです。製造業に従事しものづくりの現場には慣れていましたし、そこで取得したフォークリフトの資格を活かすことができます。また会社の規模やアットホーム雰囲気も自分にはとてもフィットする感覚がありました。というのも、かつて自分は父の経営する同規模の会社を手伝ったことがあり、複数の業務を同時にこなしたり、時と場合によっては職域を超えてサポートに回ったりと、相互に補完し合う現場に慣れていましたし、社長との距離が近ければ、現場での気づきやアイディアを提言しやすいなど利点も多くあります。入社してまだ日が浅い状況ですが、今後の展開に期待が増すばかりです。

段取りを覚えている最中です。

入社直後は、納材の現場を知るべく配送の手伝いから始めました。現場にいる工務店の大工さんらに必要な資材を届ける仕事です。準備は先日に行なっておきます。指示書に従ってフォークリフトを使い倉庫から材木を運び出し(木だし)、検品後、荷造りします。すべて邸別に行っておきます。納品先ごとに指定時刻がありますので、配送順は前日にチェックし、余裕を見た配送計画を立てます。当然、一度に積載できる量には限度がありますので、納品しては本社に戻り、荷積みして再出発を繰り返します。多い時で8回程度、通常は3回から5回です。納め先は県内をはじめ岐阜県、三重県、遠いところで静岡県などです。現場では、監督者と相談の上、効率の良い場所に荷下ろします。短いコミュニケーションですが、大切な営業シーンの一つでもあります。「元気」と「笑顔」がポイントです。

体を使いながら実は頭を使う仕事です。

入社して一月を経過したところで、配送中心の業務から倉庫内作業に重点を置くことになりました。荷物の引き受け、材木の保管・整理、配送準備を担当する仕事で「倉庫番」と呼ばれます。配送にせよ倉庫番にせよ「木を知る」ということが重要なファクターになります。倉庫番は特に木の性格を知り最適な置き場所、置き方に配慮する必要があります。また効率よく木だしするためのレイアウトや動線にも頭を巡らさなければなりません。万一、納材品を間違えてしまうと信頼を失うトラブルに発展することもあります。見た目フィジカルな側面が目立つ仕事ですが、実は目に見えないノウハウが「質」を左右していることがわかってきました。現場での立ち振る舞いや交渉術もしかり、奥が深い仕事のようです。ますます面白みが増してきました。