自動車科卒、倉庫番や家電量販店での店頭営業も経験しました。
出身はお隣の守山区です。高校では自動車科に進みました。卒業した年の夏に自動車免許を取得し、親に内緒で旧車を契約したぐらいのクルマ好きです。今も仕事はクルマに乗るための資金稼ぎです(笑)。最初に就職した会社は建設業でした。昼夜を問わずの勤務が続いたことから早々に退職し、ゴンドラ足場を提供する会社で倉庫番の仕事に従事しました。その後、営業業務に挑戦しようと思い派遣会社に転職し、そこで家電量販店内での店頭販売も経験しました。当社への転職はより高い報酬が得られ安定した仕事に就きたかったからです。父の知人が当社のことをよく知っている方で、私の性分に合うだろうと父自身が背中を押してくれました。2021年の夏のことです。
最初は配送を担当し、現在は倉庫番です。
入社後まず担当した仕事は配送業務です。当社では従来から顧客別の担当が、オーダーの受付処理、倉庫からの木だし(納める材木を取り出し荷造りすること)や荷造り、配送までを一貫して行う体制をとっていましたが、私が入社する頃から新規のお客様開拓を担う営業部隊の組織化が進んでいました。その場合、営業は配送や倉庫番の業務を担わず、営業に専任するというものです。新人の自分は、さしあたり現場を知り、当社のビジネスの全体像を理解することが必要でしたので、まずは配送に就き、その業務を通じてどんな職域が自分に合っているかを探すことになりました。方向性が見えてきたのは半年を経過した頃でしょうか。営業よりは配送、配送の中でも倉庫番が面白そう、というのが私の結論でした。
「品物を揃える」ことは、当社の土台だと思います。
当社は、材木を軸とした建材の卸業を生業しています。特に木は生き物なので、樹種はもちろんですが状態を見極めて最適なものを間違いなく約束通りに納められるかが勝負になります。その点において、先輩方の知見は非常に奥深く、特に月に一度の「市」において買い付けを行っている部長のノウハウはすごいものがあります。当社は増改築需要に応えるべくプレカット材以外も在庫していますが、余剰在庫を抱えぬよう、また欠品せぬよう、さらに調達コストを少しでも下げられるよう、需供バランスを見ながら買い付けるセンスは簡単に真似できるものではありません。自分は、メーカーから入荷される建具についての知識ですら十分ではありません。先輩の資産を引き継ぐとなるとやることはたくさんありますが、「要」となる職務であることを自覚し、少しでも先輩に近づきたいと考えています。